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熊本市北区を拠点に被災写真の救済ボランティア
九州南部、北部、中部地方等を中心とした令和2年7月豪雨災害におきまして、
被災された地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
同じ熊本県民として何かお役に立てる事はないものかと考え、
当初カメラマンとしての師匠と二人で始まった「水に濡れた写真を洗浄してデジタル化のボランティア活動」
ですが、修復アドバイザーとして学芸員の宗村美里さんも早々に加わって頂きました。
今は手が回らない、ボランティアの方に言いにくい、捨てるしかないと思っておられる方、
次項の応急処置を情報共有していただく事で、落ち着いてからでも私どもがお役に立てます。
プリント写真が水没して汚れてしまった場合の対処法
※FUJIFILMjapan様のYoutube動画より引用させて頂きました。
以下の資料は被災写真ネットワーク様が作成された、水に濡れた写真の応急処置のポイントです。
この場をお借りして貴重な資料提供に感謝申し上げます。
ボランティア活動の詳細
作業料金は一切かかりませんが、写真やアルバムを熊本市北区まで送付頂く郵送料金だけご負担頂ければ幸いです。
作業内容は、泥水で浸水したプリント写真(銀塩)を綺麗に洗浄したのち、
専用機材でパソコンにデータを取り込み、必要と判断した場合はフォトショップ等でデータ補修、
完成後USBメモリ又はコンパクトディスク(CD)にデータを保存して、ご指定の場所へ返却させて頂きます。
過去に日本国内で水害にあわれた方もお気軽にご連絡ください。
ボランティア活動参加者
りそらぼカメラスクール 吉田 光一郎
合同会社Sora 代表 宗村美里(学芸員)修復アドバイザー
アルエット熊本FC 代表 山田照夫 監督 荒木繁幸
当サイト管理者 渡邊 晃
消耗品等でご協力いただける方は「令和2年7月豪雨 水に濡れた写真を洗浄してデジタル化のボランティア活動」欲しいものリスト(アマゾン)をご覧いただきご検討頂ければ幸いです。
写真洗浄作業について情報共有
写真の状態・・・海水に浸かって淵の方に苔が発生しており、写真表面に亀裂あり。
作業が長時間におよび、時間を置いて再開する場合の保管法を共有させて頂きます。
学芸員の宗村さんによると、汚れを除去する工程で写真に含まれた水分を、
急激に乾燥させたりしないで、参考画像のように、ペットボトルの蓋等を使い、
水分を確保したのちに、トレイごとラップで包み写真の乾燥を待った方が良いそうです。
2020年8月1日
巻さんから想いを繋ぐ災害復興支援プロジェクト 被災写真の洗浄&デジタル化
水に濡れた写真を洗浄してデジタル化 令和2年7月豪雨 ボランティア活動を開始してまもなく、
一本のお電話を頂きました。
元Jリーガーの 巻 誠一郎 です。
こんな大変な時期に新種の詐欺か悪戯電話かな??と、正直思っていました。
よくよくお話を伺っていると、どこかで聞いたことのあるような声と、
被災者の方に少しでも元気になって頂きたい、綺麗にして届けたいという
純粋な熱意が電話越しでも伝わり、低姿勢かつ思いやりに溢れたお話しに心打たれ、
久しぶりの感動と、是非やらせて頂きたいという気持ちになり快諾させて頂きました。
実はボランティア開始前からご縁は始まっていた
中林さんご家族からバトンを引き継がれた、巻さんにお持ち頂いた写真が発見されたのは、天草の海岸だったそうです。
その近くにある、和食の天慎さんにて、私と宗村さんは料理写真の撮影に伺っていて、撮影当日、巻さんも昼食に来られていたのです。
天慎の女将さん・娘さんと、巻さんのボランティア活動について、すごいよね〜
私たちも見習って何かできる事を考えて行こうね!!
巻さんからお電話頂いたのは、その日から数日後のことでした。
テレビ熊本(TKU)後藤裕太アナウンサーからの取材
毎日暑い中被災地の様子を伝えて頂きありがとうございます。
※後藤アナウンサーの「祐」は示右なのですが、変換の仕方がわかりませんでした・・・すいません